サプライチェーンマネジメント(SCM)のそもそもを考える
長い間サプライチェーンマネジメント(SCM)に携わっていながら、 そもそもサプライチェーンとはどんなものなのかと内省することが多い。
(ほんとは合コンいったときになんて説明しようか悩んでるだけ)
色々な書籍を読めど解釈は無数にあり答えは無いように思えるので、今までの経験から自分なりの解釈をしてみようと思う。
だいたいメーカーでサプライチェーンをやっていると、部門と部門の間に立たされて苦労することが多い。(何度泣かされたことか)
- 営業部は欠品リスクを避けるために在庫を多く持ちたい。
- 財務部はキャッシュフロー改善のため在庫を減らしたい。
上の例、実はどちらの言い分も正しいのだが、どちらかを立てればどちからが立たず、という見たまま難しい状況である。
要はこれがトレードオフである。
そして、会社全体にとって最も折り合いの良いポイントを見つけることがトレードオフコントロールである。
サプライチェーンという仕事はモノの流れの川上から川下までを一貫して管理しているため、会社内外の様々な部署間の間に立たされて、このトレードオフコントロールをすることが多い。
つまりサプライチェーンマネジメントとは「トレードオフコントロールによる全体最適」をすることに他ならない。
サプライチェーンマネジメントと言うと色々なワードや手法が出てくるが、どれも基本的にはこのトレードオフコントロールを如何に効率的で正確にやっていくか、そのためのツールである。
トレードオフの例
まとめ