リードタイムについて①
見込み生産とか受注生産とか言う言葉があります。
これを英語訳でいうとどれがどれだか分からなくなる時代がありました。(今はわかりますが)
というわけで可視化して整理しました。
製造のリードタイムの種類について
ご存じの通り大きく分けて4つです。
- Engineer-to-order(ETO/受注開発)
- Make-to-order(MTO/受注生産)
- Assemble-to-order(ATO/半製品見込生産/受注組立)
- Make-to-stock (MTS/見込生産)
表1:種別リードタイム
表2:生産量と品数による比較例
- Enginner-to-order(ETO/受注開発)
開発・設計の段階から始め、その後生産に入る手法。顧客に合わせた詳細な設計・設定が必要な場合に用いる。もっともリードタイムが長い。
- Make-to-order(MTO/受注生産)
顧客の注文を受けてから生産を行う手法。完成品・半製品・部品全ての在庫リスクがなくなるがリードタイムは長い。
- Assemble-to-oder(ATO/半製品見込生産/受注組立)
受注生産と見込生産の間で、半製品を在庫として持ち注文確定後に最終組立・加工を行って出荷する手法。在庫が完成品ではないため在庫リスク・売れ残りリスクは見込み生産に比べて少なくなる。
- Make-to-stock(MTS/見込生産)
顧客の需要を予測して生産する手法。生産効率は最も良いが在庫リスクと売れ残りのリスクが最も高い。
まとめ
- 製品特性に合わせて生産手法を決めると良い
- 見込生産で予測と実績が一致したときはまじで「整いました」